妊娠おめでとうございます。
喜びと同時に、つわりや将来への不安で胸がいっぱいになっているかもしれませんね。
特に「葉酸サプリ」選びは、ネット上に情報が溢れすぎていて、「結局どれが本当に安全なの?」と迷子になっていませんか?
「天然由来だから安心」「No.1だから大丈夫」……そんな広告の謳い文句を信じてはいけません。
結論から言います。葉酸サプリ選びで最も重要なのは、パッケージのイメージではなく、「モノグルタミン酸型葉酸の含有量」と「つわり期の飲みやすさ」の2点だけです。
私はサプリ成分研究家として、これまで50種類以上の葉酸サプリの成分表をデータベース化し、徹底的に分析してきました。
その結果、高価な通販サプリが必ずしも高品質とは限らず、逆にドラッグストアの安いサプリでも十分に基準を満たすものがあることが分かっています。
この記事では、成分表という「事実」だけに基づいた、忖度なしの真実をお伝えします。
- 厚労省が推奨する「本当に安全な葉酸」の正体(天然vs合成論争の完全決着)
- 人気サプリ15種の成分表を丸裸にした「忖度なし辛口ランキング」
- ドラッグストアの安いサプリと通販の高いサプリ、成分上の決定的な違い
【騙されないで】葉酸サプリ選びで「成分表」を見るべき3つの理由
妊娠中、特につわりの時期にスマホで検索をすると、「天然葉酸こそが至高」「合成葉酸は石油から作られているから危険」といった、不安を煽る記事によく出くわします。
しかし、これらは科学的根拠に乏しい、単なるマーケティングトークであることがほとんどです。
なぜ私がここまで断言できるのか。
それは、厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」や、各国の研究データを紐解けば、真実は火を見るよりも明らかだからです。
ここでは、成分研究家として、あなたが知っておくべき「葉酸サプリの3つの真実」を詳しく解説します。
「天然由来」が最高とは限らない!吸収率の真実
まず最初に知っていただきたいのは、「天然」と「合成」の違いについてです。
多くのママさんが「天然=体に優しい」「合成=人工的で危険」というイメージを持っていますが、葉酸の世界ではこの常識が逆転します。
葉酸には、大きく分けて2つの種類があります。
- ポリグルタミン酸型葉酸(食事性葉酸・天然葉酸):
- 野菜やレバーなどの食品に含まれる葉酸。
- 構造が複雑で、体内で消化吸収される過程で酵素の働きを受ける必要があります。
- 体内利用率(吸収率)は約50%以下と不安定です。
- モノグルタミン酸型葉酸(合成葉酸):
- サプリメントに配合されるよう加工された葉酸。
- 構造がシンプルで、体内で代謝を受ける必要がほとんどありません。
- 体内利用率(吸収率)は約85%と非常に高く、安定しています。
ここで重要なのは、厚生労働省が妊娠初期の女性に推奨しているのは、「モノグルタミン酸型葉酸(合成葉酸)」であるという事実です。
なぜなら、胎児の神経管閉鎖障害(二分脊椎など)のリスクを低減させるために確実な効果が証明されているのは、吸収率の高いモノグルタミン酸型葉酸の摂取に関するデータだからです。


「天然由来の葉酸サプリ」として高額で販売されている商品の成分表をよく見ると、『酵母葉酸』と書かれていることがあります。これは酵母にモノグルタミン酸型葉酸を取り込ませたもので、体内ではモノグルタミン酸型として働きます。つまり、実質的には合成葉酸と同じ働きをするのに、『天然』という言葉で価格を釣り上げているケースも少なくありません。
惑わされないでください。赤ちゃんのために必要なのは、イメージの良い天然成分ではなく、確実に届く400μgの葉酸です。
▼葉酸の吸収率の違い
| 種類 | 別名 | 主な摂取源 | 体内利用率 | 厚労省の推奨 |
|---|---|---|---|---|
| ポリグルタミン酸型 | 天然葉酸、食事性葉酸 | ほうれん草、ブロッコリー、レバー | 約50%以下 (調理で失われやすい) | 食事からの摂取は基本だが、サプリでの追加は推奨外 |
| モノグルタミン酸型 | 合成葉酸 | 多くのサプリメント | 約85% (安定している) | 妊娠1ヶ月前〜妊娠3ヶ月まで1日400μgの付加摂取を強く推奨 |
「無添加」の罠:実は書かれていない添加物がある?
次に注意したいのが「無添加」という表記です。
「香料・着色料・保存料 無添加!」と大きく書かれたパッケージを見ると安心しますよね。
しかし、これは「その3つが入っていない」というだけで、「その他の添加物は入っている」という意味である可能性が高いのです。
サプリメント(錠剤)を作るためには、粉末を固めるための「賦形剤(ふけいざい)」や、機械に付着しないようにする「滑沢剤(かったくざい)」、湿気を防ぐ「光沢剤」などが必ず必要になります。
これらが一切入っていなければ、錠剤の形を保つことすらできません。
問題なのは、キャリーオーバーと呼ばれる表示ルールの存在です。
原材料の段階で微量に含まれている添加物や、加工助剤として使われた成分は、最終製品への表示義務が免除される場合があります。
つまり、成分表に書かれていない添加物が存在している可能性があるのです。
公的基準の確認
食品表示基準では、原材料由来の添加物で、最終食品に効果を及ぼさない微量なものは表示を省略できるとされています(キャリーオーバー)。
出典:消費者庁「食品表示基準Q&A」
私が成分表をチェックする際は、以下の添加物が過剰に含まれていないか、あるいは「何のために使われているか不明な成分」がないかを厳しく見ています。
- 人工甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど):味を整えるためだけに使われる不要な成分。
- タール系色素(赤色〇〇号など):見た目を良くするためだけに使われる着色料。
- 大量の糖類(麦芽糖、ブドウ糖果糖液糖):お菓子のように甘くしているサプリは要注意。
逆に、ステアリン酸カルシウムやセルロースなどは、錠剤を固めるために最低限必要な安全性の高い成分ですので、これらが含まれていること自体を過度に恐れる必要はありません。
400μg配合でも「葉酸塩」だと意味がない?
3つ目のポイントは、少し専門的ですが非常に重要です。
それは「葉酸」の配合量の数字マジックです。
多くのサプリは「葉酸 400μg 配合」と謳っていますが、海外製のサプリメントの一部には注意が必要です。
海外製品では「Folate(天然葉酸)」や「Folic Acid(合成葉酸)」の表記が混在しており、中には「葉酸塩(グルコサミン葉酸塩など)」の形で配合されているものがあります。
葉酸塩の場合、分子量が大きくなるため、同じ「400μg」の重量でも、実際に含まれる葉酸(Folic Acid)としての量は400μgよりも少なくなってしまうことがあります。
日本国内のGMP認定工場で作られた一般的な葉酸サプリであれば、基本的には「葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)」として計算されていますが、個人輸入などで海外のサプリを購入する場合は、成分ラベルの「DFE(Dietary Folate Equivalents:食事性葉酸塩当量)」の表記を確認する必要があります。



「なんだか難しそう…」と感じたあなた、大丈夫です。結論としては、「日本国内のメーカー」が製造し、成分表の原材料名に「葉酸」とシンプルに書かれているものを選べば間違いありません。
逆に、成分表に「レモン皮エキス(葉酸含有)」のように書かれている場合、それがモノグルタミン酸型なのかポリグルタミン酸型なのか、メーカーに問い合わせないと分からないケースが多いです。確実性をとるなら、やはりシンプルな「葉酸」表記のものをおすすめします。
成分研究家が50種を分析してわかった「失敗しない選び方」
成分の真実がわかったところで、次は具体的な「選び方」の基準をお伝えします。
ネット上のランキングは「人気順」や「報酬が高い順」に並んでいることが多いですが、私たちが重視すべきは「つわりで一番辛い時期に、ストレスなく飲み続けられるか」という一点です。
妊娠初期、特に8週〜10週あたりは、水の匂いですら気持ち悪くなることがあります。
そんな時に、粒が大きくて喉に引っかかったり、独特の鉄臭さがしたりするサプリを飲むのは拷問に近い苦行です。
私が実際に50種類以上のサプリを購入し、計測・官能評価を行った結果導き出した「失敗しない3つの基準」をご紹介します。
つわりでも吐かないための「大きさ・匂い・コーティング」
スペック表には載っていませんが、最も重要なのが「飲みやすさ」です。
- 粒の大きさ(直径と厚み):
- 合格ライン: 直径 9mm以下、厚み 4mm以下。
- NGライン: 海外製に多い直径10mm超え、またはラグビーボール型。喉への異物感が強く、吐き戻しの原因になります。
- 私が計測した中で最も飲みやすかったのは、直径8mm程度の小粒タイプでした。
- 匂い(原料臭):
- 葉酸サプリには、鉄分やビタミンB群が含まれていることが多く、これらが独特の「鉄錆のような匂い」や「薬っぽい匂い」を発します。
- 特にボトルを開けた瞬間の「ムワッ」とする匂いは、つわり期の妊婦さんにとって致命的です。
- コーティング技術:
- 原料の匂いを封じ込め、表面をツルツルにして飲みやすくする「コーティング加工」がされているかが重要です。
- 安価なサプリは素錠(原料を固めただけ)のものが多く、口に入れた瞬間に味が広がったり、ザラザラして飲み込みにくかったりします。
主要サプリの粒の大きさ(直径・厚み)比較マップ


コスパの罠:初回価格ではなく「6ヶ月総額」で見よ
「初回500円!」という広告を見て飛びつこうとしていませんか? そのページを閉じる前に、必ず「定期購入の回数縛り」と「2回目以降の価格」を確認してください。
葉酸サプリは、妊娠前から妊娠中期・後期、授乳期まで長く飲むものです。最低でも6ヶ月は続けると仮定して計算する必要があります。
- 初回:500円
- 2回目以降:4,000円
- 6ヶ月縛りあり
- 6ヶ月総額:20,500円
- 1パック(60日分):1,000円
- 6ヶ月総額:3,000円
この17,000円の差に見合う価値があるかどうかを、成分表を見て判断しなければなりません。
後述の検証セクションで詳しく解説しますが、必ずしも「高い=成分が良い」とは限らないのがサプリ業界の怖いところです。
解約手続きの煩雑さもストレスの原因になります。
「電話がつながらない」「引き止められる」といった口コミがないかも、私は必ずチェックしています。
GMP認定工場かどうか(「安心」の最低ライン)
最後に、安全性の最低ラインとして「GMP認定工場」で製造されているかを確認しましょう。
GMP(Good Manufacturing Practice)とは、原材料の受け入れから製造、出荷に至るまで、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるように定められた製造工程管理基準のことです。
医薬品ではGMPが義務ですが、サプリメント(健康食品)では任意となっています。つまり、GMPを取得していない工場で作られたサプリは、粒ごとに成分量がバラバラだったり、衛生管理が不十分だったりする可能性があるのです。



多くのメーカーが「GMP工場で製造」と書いていますが、さらに一歩踏み込んで「日本健康・栄養食品協会」の認定マークがパッケージについているか、あるいは公式サイトで認定証を公開しているかを確認しましょう。口に入れるものですから、ここだけは妥協してはいけません。
【辛口評価】成分で選ぶ!葉酸サプリおすすめランキング12選
お待たせしました。成分研究家としてのプライドをかけ、人気サプリメント12種を徹底分析したランキングを発表します。
評価軸は以下の3点です。
- 成分の質: モノグルタミン酸型葉酸の配合、余計な添加物の有無、栄養バランス。
- 飲みやすさ: 粒の大きさ、匂い、コーティングの有無。
- 透明性: 原産国表示、問い合わせ対応、コスパ。
※公平性を保つため、メリットだけでなくデメリットも包み隠さず記載します。
【総合力・高品質】失敗したくない人向けベスト6
多少コストがかかっても、時期に合わせた最適な栄養素や、実績・飲みやすさなど「品質」と「安心」を最優先したい方向けのラインナップです。
1位:ベルタ葉酸サプリ




| 項目 | 評価・スペック |
| 総合評価 | ★★★★★ (4.8/5.0) |
| 成分スコア | ★★★★★ (業界最高水準) |
| 飲みやすさ | ★★★★☆ (0.9cm・ニオイケア加工) |
| 価格 | 初回 1,980円 / 2回目以降 3,980円~ |
| 主要成分 | 酵母葉酸100%、鉄分、カルシウム、亜鉛、ビタミンD |
辛口コメント:
『迷ったらこれ』と言わせるだけの圧倒的な網羅性があります。葉酸だけでなく、鉄分、カルシウム、美容成分までこれ1つで完結するのは、忙しい妊婦さんには確かに便利。マーケティング色が強く敬遠されがちですが、「中身(成分)」の完成度が悔しいほど高いのは事実です。『多少高くても、一番良いものを飲んでいるという安心感を買いたい』という方には間違いのない一本です。
2位:mitas (ミタス)




| 項目 | 評価・スペック |
| 総合評価 | ★★★★☆ (4.6/5.0) |
| 成分スコア | ★★★★☆ (妊活特化・温活成分) |
| 飲みやすさ | ★★★★★ (業界最薄クラス・厚さ約4mm) |
| 価格 | 初回 4,298円 / 2回目以降 5,378円 (税込) |
| 主要成分 | 葉酸400μg、和漢素材(高麗人参・生姜等)、ヘム鉄、ビタミン類 |
辛口コメント:
つわりの時期の飲みやすさは間違いなくNo.1です。粒の薄さと匂いのなさは感動レベルで、吐き気がある時の救世主になります。ただ、和漢成分は体質によって合う合わないがあるため、万人にベストとは言い切れません。いつでも解約できる透明性は評価できますが、月額約5,000円はサプリ代としてはかなり勇気がいる価格です。
3位:マカナ (Makana)




| 項目 | 評価・スペック |
| 総合評価 | ★★★★☆ (4.5/5.0) |
| 成分スコア | ★★★★★ (オールインワン・日本産マカ配合) |
| 飲みやすさ | ★★★☆☆ (やや独特の匂いあり) |
| 価格 | 初回 3,980円 / 2回目以降 5,980円 (税込) |
| 主要成分 | 日本産マカ100%、葉酸400μg、スピルリナ、金時生姜 |
辛口コメント:
『妊活中』の夫婦には星5つです。マカなどの活力成分が豊富で、パートナーと一緒に飲むなら最適解でしょう。逆に言えば、妊娠判明後はマカが少しオーバースペック(精力過多)になる可能性があります。成分バランスは良いですが、『妊娠初期〜後期』までずっと飲み続けるには、少しコンセプトが強すぎる印象です。
4位:プレミン (Premin)




| 項目 | 評価・スペック |
| 総合評価 | ★★★★☆ (4.4/5.0) |
| 成分スコア | ★★★★★ (時期別最適化・原産国開示) |
| 飲みやすさ | ★★★★★ (直径8.9mm・薄型コーティング) |
| 価格 | 定期便 3,980円 (税込) ※ずっと定額 |
| 主要成分 | 葉酸400μg、ヘム鉄ブレンド、カルシウム、マグネシウム |
辛口コメント:
成分の透明性では業界No.1、成分オタクとしては最高評価です。多くのメーカーが隠したがる『原料の原産国』をすべて公開している姿勢は信頼に値します。時期別に分けるのも医学的に非常に合理的。ただ、通販専用で入手の手間がかかる点や、時期ごとに買い替える面倒さが、忙しいユーザーにはハードルになるかもしれません。
5位:エレビット (Elevit)




| 項目 | 評価・スペック |
| 総合評価 | ★★★★☆ (4.3/5.0) |
| 成分スコア | ★★★★★ (葉酸800μg・医薬品メーカー製) |
| 飲みやすさ | ★★☆☆☆ (粒が大きめ・無臭) |
| 価格 | 単品 4,980円 |
| 主要成分 | 葉酸800μg、鉄21.5mg、カルシウム125mg |
辛口コメント:
さすが製薬会社、エビデンス(医学的根拠)の強さは圧倒的。ただし、粒が大きめで匂いも少しあり、飲みやすさの点では上位に劣ります。また、800μgという配合量は厚労省推奨(400μg)の倍ですが、吸収率などを計算に入れた設計とのこと。酸化チタン(着色料)使用は医薬品グレードなら許容範囲ですが、気になる自然派ママには向きません。
6位:Mama Lula (ママルラ) 葉酸&鉄プラス




| 項目 | 評価・スペック |
| 総合評価 | ★★★★☆ (4.2/5.0) |
| 成分スコア | ★★★☆☆ (基本重視・W乳酸菌) |
| 飲みやすさ | ★★★★★ (ファンケル独自の品質) |
| 価格 | 単品 1,500円 |
| 主要成分 | 葉酸480μg、鉄8.0mg、植物性&ヒト由来乳酸菌 |
辛口コメント:
さすがファンケル、『品質と価格のバランス』が絶妙な優等生です。月額1,500円前後でこの成分クオリティを出せるのは大手ならでは。植物性乳酸菌が入っているのも、便秘になりがちな妊婦さんには嬉しいポイント。ただ、上位の商品のような『温活』『時期別』といった尖った特徴がないため、選ぶ決め手に欠けるかもしれません。
【コスパ最強】ドラッグストアで買える市販サプリ4選
「毎月4,000円は厳しい…」という方、安心してください。ドラッグストアで買える安価なサプリでも、選び方さえ間違えなければ赤ちゃんに必要な葉酸は十分に摂取できます。
おすすめ:Dear-Natura Style(ディアナチュラスタイル) 葉酸×鉄・カルシウム


- 価格: 60日分で約1,000円(月額約500円)
- 成分: 葉酸480μg、鉄、カルシウム配合。
辛口コメント:
アサヒグループ食品製造でGMP取得済み。品質管理は完璧です。なぜこんなに安いのか?それは『広告費ゼロ』かつ『美容成分なし』だから。必要な栄養素だけをシンプルに摂るなら、これで十分すぎます。迷ったらドラッグストアでこれを買ってください。
おすすめ:Pigeon(ピジョン) 葉酸カルシウムプラス


- 価格: 60粒で約1,500円
- 成分: 葉酸400μg、鉄、カルシウム、ビタミンB群。
辛口コメント:
たまごクラブなどでおなじみのド定番。粒が非常に小さく、つわり中でも飲みやすいのが最大の特徴です。ガラス瓶入りタイプは重いので、パウチタイプを選ぶのがおすすめ。成分バランスも教科書通りで欠点がありません。
おすすめ:DHC 葉酸


- 価格: 30日分で約250円
- 成分: 葉酸400μg、ビタミンB2、B6、B12。
辛口コメント:
圧倒的な安さ、もはや駄菓子レベルです。もちろんモノグルタミン酸型葉酸なので効果はあります。ただし、鉄やカルシウムは入っていないため、他の食事やサプリで補う必要があります。『とりあえず葉酸だけ確保したい』という金欠時の救世主。
おすすめ:Nature Made (ネイチャーメイド) 葉酸


- 価格: 150粒で約900円
- 成分: 葉酸400μg(シンプル配合)。
辛口コメント:
アメリカ発のブランドだけあって、コストパフォーマンスは高いですが、粒が大きくて硬いのが難点。コーティングもされていないため、口に入れた瞬間に少しザラつきます。つわりで喉が敏感な時期には避けたほうが無難です。
飲みやすさ・形状で選ぶ2選
錠剤が飲めない、あるいは特定のニーズがある方向けの個性派サプリです。
おすすめ:BeanStalkmom(ビーンスタークマム) 毎日葉酸+鉄 これ1粒


- タイプ: チュアブル(噛んで食べるタブレット)
- 味: レモン味
辛口コメント:
水なしでポリポリ食べられるので、『錠剤を見ると吐き気がする』という限界妊婦さんの最終兵器です。ただし、お菓子と同じで糖分や甘味料が含まれているため、虫歯リスクやカロリーには注意が必要。つわりが酷い時期だけの『つなぎ』として活用しましょう。
おすすめ:アンジェエール (Angele)


- タイプ: ソフトカプセル
- 特徴: 珍しいソフトカプセル形状を採用し、飲み込みやすさを追求。
辛口コメント:
葉酸サプリには珍しいつるんとしたソフトカプセル。錠剤の粉っぽさが苦手な人には救世主ですが、ソフトカプセルはゼラチンを使うため、アレルギーや保管温度(夏場の癒着)には注意が必要です。成分自体は標準的ですが、『のど越し』を最優先するなら選択肢に入ります。
▼全12商品の比較スペック表
| 商品名 | 葉酸量 | 特徴 | 飲みやすさ | 月額目安(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ベルタ葉酸サプリ | 480μg | 美容成分・オールインワン | ★★★★☆ | ¥1,980 定期初回 |
| mitas(ミタス) | 400μg | 温活・薄型 | ★★★★★ | ¥4,298 定期初回 |
| マカナ | 400μg | 妊活特化(マカ配合) | ★★★☆☆ | ¥3,980 定期初回 |
| プレミン | 400μg | 原産国全開示・時期別 | ★★★★★ | ¥3,980 定期初回 |
| エレビット | 800μg | 製薬会社・臨床データ | ★★★☆☆ | ¥4,980 |
| Mama Lula | 480μg | FANCL・高コスパ | ★★★★☆ | ¥1,500 |
| ディアナチュラ | 480μg | 無駄なしシンプル | ★★★★☆ | 約¥500 |
| ピジョン | 400μg | 小粒・定番 | ★★★★☆ | 約¥1,500 |
| DHC | 400μg | 最安値・葉酸のみ | ★★★☆☆ | 約¥250 |
| ネイチャーメイド | 400μg | 米国基準・粒大 | ★★☆☆☆ | 約¥300 |
| ビーンスターク | 400μg | チュアブル(食べる) | ★★★★★ | 約¥800 |
| アンジェエール | 480μg | ソフトカプセル | ★★★★☆ | ¥2,980 |
徹底検証:ドラッグストアの500円サプリ vs 通販の5000円サプリ
読者の皆さんが最も気になる疑問、「価格差の正体」について、成分研究家として切り込みます。
「安いサプリは添加物だらけで危険」「高いサプリは天然だから安全」……これは半分正解で、半分間違いです。
成分表を並べて比較してみた
実際に、月額500円の市販サプリ(A社)と、月額5,000円の通販サプリ(B社)の成分表(原材料名)を並べてみました。


- 市販サプリ(500円)の原材料:
マルチトール、セルロース、ピロリン酸鉄、グルコン酸銅、葉酸、ステアリン酸Ca…(以下省略)- 特徴: シンプル。ベースとなる糖質(マルチトール)、必要なミネラル、ビタミン、そして錠剤を固める成分のみ。
- 通販サプリ(5,000円)の原材料:
乾燥酵母、葉酸含有酵母、野菜粉末(大麦若葉、ケール、ブロッコリー…20種以上)、美容成分(コラーゲン、ヒアルロン酸、ツバメの巣エキス)、ビタミンC、ビタミンB6…(以下省略)- 特徴: とにかく長い。野菜や美容成分が大量に入っている。
価格差の正体は「広告費」か「原料」か?
この比較からわかる価格差の理由は以下の3つです。
- 「天然素材」のコスト:
通販サプリに含まれる「国産野菜粉末」や「天然由来成分」は、確かに原価が高いです。しかし、サプリの小さな粒の中に、野菜の栄養がどれだけ入っているでしょうか? 実はごく微量で、「野菜ジュースをひと口飲む方が栄養価が高い」というレベルであることも珍しくありません。 - 「美容成分」のコスト:
葉酸とは直接関係のないコラーゲンやプラセンタなどの美容成分が価格を押し上げています。「妊娠中も綺麗でいたい」というニーズに応えるものですが、赤ちゃんの成長には必須ではありません。 - 莫大な「広告宣伝費」:
これが一番大きいです。綺麗なLP(ランディングページ)、インフルエンサーへの報酬、検索上位をとるためのSEO対策……これらのコストが商品価格に上乗せされています。
結論:あなたはどっちを買うべき?
- 市販サプリ(500円)を買うべき人:
- 普段の食事がある程度しっかり摂れていて、「葉酸・鉄・カルシウム」という不足しがちな栄養素だけをピンポイントで補いたい人。
- コストを抑えたい人。
- 結論: 多くの妊婦さんはこちらで十分です。浮いたお金を、質の良い食材やマタニティウェアに使ったほうが満足度は高いかもしれません。
- 通販サプリ(5,000円)を買うべき人:
- つわりが酷くて食事がほとんど摂れず、「少しでも多くの種類の栄養素をサプリで補いたい」という不安がある人。
- 美容成分も一緒に摂りたい人。
- 「高いものを飲んでいる」という精神的な安心感が欲しい人。
どちらを選んでも、「GMP認定工場」で作られ、「モノグルタミン酸型葉酸400μg」が入っていれば、安全性に問題はありません。
あなたのライフスタイルと財布事情に合わせて選んでください。
葉酸サプリに関するQ&A【成分研究家が回答】
最後に、成分研究家としてよく受ける質問に、公的データに基づき回答します。
妊娠発覚後から飲み始めても遅くない?
遅くありません。気付いたその日から飲み始めましょう。
確かに、神経管閉鎖障害の予防という意味では「妊娠1ヶ月以上前」からの摂取が理想的です。
しかし、多くの人は妊娠に気づくのが妊娠4〜5週目以降です。
「もう遅いから飲んでも無意味」ということは決してありません。
妊娠中期・後期になっても、赤ちゃんの細胞分裂は活発に続いており、葉酸は造血(血液を作る)のためにも不可欠です。
また、母体の貧血予防や、早産のリスク低減のためにも、出産まで継続して摂取することをおすすめします。
「過剰摂取」のリスクは?1日2粒飲んでも大丈夫?
1000μg(1mg)を超えなければ大丈夫ですが、用量は守りましょう。
厚生労働省は、サプリメントなどの通常の食品以外の食品からの葉酸摂取量について、1日あたりの耐容上限量を1000μg(18〜29歳は900μg)と定めています。
通常のサプリは1日分で400μgですので、うっかり2日分(800μg)飲んでしまっても直ちに健康被害が出るレベルではありません。
しかし、過剰摂取が続くと、ビタミンB12欠乏症の診断を困難にする(神経障害の発見が遅れる)リスクや、子供が喘息になるリスクの上昇を示唆する報告も一部あります。
「たくさん飲めば健康になる」ものではありません。パッケージに書かれた「1日○粒」を必ず守ってください。
参考データ
葉酸の過剰摂取による健康障害として、ビタミンB12欠乏による神経障害の発見が遅れることなどが報告されています。そのため、サプリメント等からの摂取量には上限値(1日900~1000μg)が設けられています。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント」
夫も一緒に飲んだ方がいいの?
必須ではありませんが、妊活中の男性にはメリットがあります。
葉酸はDNAの合成に関わる栄養素なので、精子の質(DNA損傷の予防など)に関係しているという研究報告があります。
男性側のコンディションを整える意味で、妊活中にお二人で飲むことは推奨できます。
ただし、男性専用の高いサプリを買う必要はなく、女性用と同じ市販の葉酸サプリで十分です。
まとめ & チェックリスト
結論:迷ったら「赤ちゃんへの安全性」と「自分の飲みやすさ」で選ぼう!
長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
葉酸サプリ選びは、赤ちゃんの命を育むための最初の「親としての選択」かもしれません。
だからこそ、広告やイメージに流されず、正しい知識で選んでほしいと願っています。
最後に、これだけチェックすれば間違いない!というリストを用意しました。
ドラッグストアや通販サイトでポチる前に、このリストを確認してみてください。
最終確認!葉酸サプリ選びのNG・OKチェックリスト
| チェック項目 | NGな選び方 | OKな選び方(成分研究家推奨) |
|---|---|---|
| 葉酸の種類 | 「天然由来」だけを盲信する | 「モノグルタミン酸型」配合を確認する |
| 配合量 | 含有量が不明確 | 「400μg」(または480μg)と明記されている |
| 安全性 | 「無添加」の文字だけで安心する | 「GMP認定工場」マークや記載があるか探す |
| 形状 | 海外製の大きな粒 | 直径 9mm以下 の飲みやすいサイズ |
あなたが選んだそのサプリが、あなたと赤ちゃんにとっての「安心のお守り」になりますように。
辛いつわり時期も、無理せず頼れるものには頼って、乗り越えていきましょう。
参考文献・データソース
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント」
- 消費者庁「食品表示基準」
- 国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報

